Yu Harumi, PhD - Licensed Psychologist (License #35031)
RSS

Recent Posts

一年の計は元旦にあり

Categories

日本語ブログ
powered by

My Blog

一年の計は元旦にあり

日本では「一年の計は元旦にあり」という諺があり、人によっては一年の目標を書き初めする習慣がありますが、ここアメリカでも「New Year’s Resolution」(新年の誓い)という形でいろいろな目標を立てるというのは決して珍しいことではありません。この時期、スポーツジムが「今年は絶対やせるぞ!」という人たちで混み合うことが多いのもこの「New Year’s Resolution」が大きく影響していると言えるでしょう。私のオフィスでこの時期「カウンセリングを受けたい」という人たちからの問い合わせが増えるのも「今年は心の健康を維持したい」「今年こそは心の悩みから解放されたい」という「New Year’s Resolution」からなのかもしれません。この「目標を立てる」という作業は私が行っている心理カウンセリングでも非常に大切な部分で、私のオフィスに来る相談者の方たちとの会話でも必ずと言っていいほど挙がってきます。ということで今回は私の心理士としての体験をもとにした「一年の計を上手に立てるコツ」についてお話したいと思います。結論から申し上げると、皆さんが「新年の誓い」を達成できるかどうかは、皆さんの目標が「Specific」「Concrete」「Realistic」の3つの要素を満たしているかどうかがカギなのではと思います。

Specific(具体的に)

私のオフィスにカウンセリングを受けに来る相談者の方から、目標があまりにも抽象的すぎるためにどうしていいのか分からず、先に進めずに悩んでいるというのをよく耳にします。私自身も、ここダラスで心理士として活動し始めて以来これまで毎年毎年「今年はぜひダラスの日本人コミュニティの皆さんのお役に立ちたい」という目標を掲げるものの、気がついてみたらほとんど何もしないうちに1年が去ってしまった、という状況で終わってしまうことが少なくありません。「ダラスの日本人コミュニティの役に立つ」とは具体的にどういうことなのか?これは私だけでなく、日本人会の皆さんにも多少は当てはまるのではないかと思うのですが、人によっては「日本人会の行事に最低3回は参加する」ことかもしれませんし、あるいは「Howdyダラスに3ヶ月に1回は記事を投稿する」「補習校で授業を教える」など、さまざまな具体例が考えられます。皆さんも「一年の計」を立てる上で、このように目標をできるだけ具体的に表すようにしてみてはいかがでしょうか。

Tangible(目に見える形の)

前述の「Specific」の部分と重複しますが「具体的である」ということは、ある意味「目に見える形である」ということが言えるでしょう。心理カウンセリングでも、さまざまな理由からカウンセリングの目標を達成できないまま止めてしまうという相談者も決して少なくはありませんが、一番よくある原因の一つに「目に見える形での進歩を得られなかったから」というのがあります。「心の悩み」というのは「体の病気」と違って、目に見えない部分があまりにも多いために「カウンセリングを通して自分は進歩しているのか」というのを判断するのは難しいところがあります。皆さんの立てる目標も、できれば「目に見える形のもの」であるほうが「自分がどのくらい目標に近づいているか」という経過が分かりやすく、また達成しやすいのではと思います。例えば皆さんの中に前述の「今年はやせるぞ!」という目標を掲げてジム通いを始める方たちがいらっしゃるとするならばこの「やせる」というのを目に見える形で表してみてください。それは人によっては目標の体重・あるいは洋服のサイズをセットすることかもしれませんし、週に何回ジムに通って、具体的にジムで何をどのくらいする、ということを設定することかもしれません。

Realistic(現実的)

目標を達成できずに終わってしまう原因でもっともよくある一つが「あまりにも目標が非現実的すぎる」ことです。「大志を抱く」ということそのものは、別に悪いことではないと私は思うのですが、目標があまりにも大きすぎる(または多すぎる)あまり、そのプレッシャーに押しつぶされて絶望的、あるいは投げやりになってしまい、結局目標を達成できずに終わってしまう、という相談者の方を何人も目の当たりにしてきた私としては、まずは達成可能な小さな目標から始めて、それから少しずつ目標の位置を上げていくという形をお勧めしたいです。例えば「禁煙」というのはよくある「新年の誓い」の一つですが、一日数箱は下らないというヘビースモーカーの方が、突然完全に禁煙するというのは非常に難しいことです。まずは数箱から「2、3箱」に目標を定めて、それが達成できたら次は「1箱」、そして「数本」、という形で少しずつ減らしていく、という形でやってみるというのはいかがでしょうか。小さな目標を達成した時の達成感が、次の目標へのモチベーションの糧になるというのはよくある話です。

最後になりますが、読者の皆さんが「2016年の誓い・目標」が達成されることを、私のプレノのオフィスから願ってやみません。今年もどうぞ、よろしくお願いします!

0 Comments to 一年の計は元旦にあり:

Comments RSS

Add a Comment

Your Name:
Email Address: (Required)
Website:
Comment:
Make your text bigger, bold, italic and more with HTML tags. We'll show you how.
Post Comment
Website Builder provided by  Vistaprint